こんにちは。自炊おっちゃんのおおくんです。
「同じ料理を食べているのに、ある人は『おいしい』と言い、別の人は『ちょっと薄い』『濃すぎる』と言う。」
こんな経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。
実はこの違い、好みの問題というより“育ってきた環境”によって作られた感覚の差であることがほとんどです。
この記事では、
なぜ人によって「おいしい」と感じる基準が違うのか、
その理由を家庭環境や食経験の視点から詳しく見ていきます。
「おいしい」は生まれつきではなく、育てられる

味覚は、生まれた瞬間から完成しているわけではありません。
むしろ、幼少期からの食体験の積み重ねによって作られる感覚です。
特に影響が大きいのが、
- 家庭でよく出ていた料理
- 味付けの濃さ・薄さ
- 食事の雰囲気や会話
これらが無意識のうちに「これが普通」「これがおいしい」という基準を作っていきます。
家庭の味が“基準値”になる理由

毎日食べてきた味が「正解」になる
家庭料理は、特別な日に食べるものではなく、
毎日の生活の中で繰り返し体に入ってくる味です。
そのため脳は、
- この味付け=安心
- この濃さ=普通
- この香り=落ち着く
と認識するようになります。
結果として、
大人になってから別の味に出会ったとき、
- 「物足りない」
- 「なんか違う」
- 「落ち着かない」
と感じやすくなるのです。
慣れ親しんだ味、つまり「おふくろ味」「ふるさとの味」は自分では美味しいと感じますがほかの人が食べると「何か違う」という個人差があるものです。
同じ料理でも評価が分かれる具体例
味噌汁ひとつでも違う
例えば味噌汁。
- 白味噌で甘めに育った人
- 赤味噌でコクのある味に慣れた人
- だし強めの家庭
- 味噌濃いめの家庭
このどれが正解ということはありません。
ただ、自分が育った味が「基準」になっているだけです。
揚げ物・煮物・炒め物も同じ
- 揚げ物がカリカリ派か、しっとり派か
- 煮物は甘い方が好きか、出汁重視か
- 炒め物は油多めが好きか、さっぱりが好きか
これらもすべて、
家庭で繰り返し食べてきた味の記憶が影響しています。
家庭環境が味覚に与える影響
誰が料理をしていたか
- 母親が作っていた
- 父親が作っていた
- 祖父母が中心だった
料理をする人が変われば、
使う調味料や味の方向性も変わります。
その結果、
同じ「家庭料理」でも味の傾向は大きく異なります。
食事中の空気も「おいしさ」になる

味だけでなく、
- 家族で会話があったか
- 怒られながら食べていたか
- テレビを見ながら無言で食べていたか
こうした食事の雰囲気も、
「おいしい」という感覚に深く結びつきます。
同じ味でも、
楽しい記憶と結びついた料理はおいしく感じやすいのです。
外食や加工食品で変わる味覚の基準
大人になると、家庭料理だけでなく、
- 外食
- コンビニ
- 冷凍食品
など、強い味付けの食事に触れる機会が増えます。
すると、
- 塩味が強くないと物足りない
- 旨味がはっきりしていないと満足できない
と感じるようになり、
家庭料理の味を「薄い」「おいしくない」と感じることも増えていきます。
これは料理が下手なのではなく、
味覚の基準が変化した結果です。
「おいしい」が違うことは、間違いではない

家庭の味の違いは、
価値観や性格の違いと同じで、良し悪しはありません。
- 自分の味覚が正しい
- 相手の味覚がおかしい
という話ではなく、
それぞれに積み重ねてきた食の歴史が違うだけです。
この視点を持てると、
- 家族との食事
- 夫婦の味付け問題
- 自炊がうまくいかない悩み
これらを必要以上に苦しまなくて済むようになります。
まとめ:家庭の味は、その人の人生の一部
「おいしい」と感じる感覚は、
単なる味覚ではなく、
- 育ってきた環境
- 家族との時間
- 繰り返し食べてきた記憶
これらすべてが混ざり合って作られています。
だからこそ、
人によって違って当たり前。
自分の味覚を否定する必要も、
誰かの味覚を否定する必要もありません。
家庭の味とは、
その人が歩んできた人生の一部なのです。
今日はこのへんで
ほななー。

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